全国大学受験生の親
私がヘルニアで倒れてから、同時進行しているのは息子の大学受験。
そう、私や娘と違い、勉強が脳にフィットしやすい息子は国立大学合格を目指し、ハロウィン、クリスマス、年末年始、を超え、共通テストを乗り越えて、国立前期試験を準備しつつ、 滑り止め私立大学受験をする。
信じられない勉強量。
私は勉強は英語が若干出来て、確か英検準二級までいった気がする。 二次は受けてないかもしれない。
とにかく、国立大学に合格などは夢の世界であり、とにかく高校留年をなんとか避けるため、 必死で定期試験をこなし、赤点をそれでも取る始末で追試をしたり、泣いたり。の毎日でなんとか短大に行けたのだ。 分不相応な高校に合格したために、日々をなんとか過ごす毎日。部活もせず、なんとか復習したりして過ごしたのだ。塾にいくか、家庭教師をつけるか。つらい毎日だった。
同じ高校に進んだ、息子。 サッカーにあけくれ、勉強はまったくしないのにテストはいつも80点以上。
わたしは、無駄な努力を知る。
根性、ヤル気、ではなく、 やはり、脳の良さは生まれつきがあるのだ。
たしかに、息子は赤ちゃんだったころから絵本を真剣に聞いていたし、途中で進み具合を確認した。じっくり絵を見たり、前後のページを何回も振り返った。
お母さんといっしょ
では一緒に踊ったり歌わなかった。 それはかなり苦手のようだった
1月15日、8時。 吐きそうなくらい緊張する大学共通テスト。
殺傷事件があった。
私は17歳のころ、国立大学を受験するガリ勉は 異常者で勉強ばかりで、学歴ばかりで判断する家庭に育ち、陰険で嫌な人間だと思った あのままなら、私は今回の事件をそのままにとらえた。
今はちがう。 参考書をいつも持っていてオシャレもしてないしジッとしてるけど、中身はアスリートみたいにストイックに動いていて、汗かいて、息を荒くして走りまくっている。 こけたり、倒れたり、また立ち上がり、走りまくってる。血が出たりケガしたりしてる。
自分の一生が、かかる1日。 取り返しがつかない一瞬。
勉強をすることに命を削ってる。 精神を病みながら、勉強してる。 それは、わたしは、 日本のためだし、世界のためだと思った。
勉強を強いられて、辛い人をみんなで助けてあげてほしい、放棄できなくて、でも環境はあるのだから。みんなでケアして出来る限りの勉強をさせてあげたい。 1人のレースではなく、日本には賢くて勉強する人がたくさん必要なのだから。
私のように、どうしても向いてなくて出来ない人もいる。
国立大学前期試験のネット出願が始まっている。 ネット出願なんて私に出来るはずない、サポート出来ない。なんてヘルニアの痛みに耐えながら寝込んでいたけど、だいぶ出来るようになった。
全国の大学受験の子を持つ親。
もう少しだ、がんばろう。 勉強、頑張る子を責めないで、怒らないで ご飯つくってあげよう。