ヘルニア1か月と13日

日曜日、家族全員が休みなので朝の弁当作りやら朝ごはんの準備がなくゆっくりできた。

痛みがなく、ぐっすり眠れた朝だった。 右足のふくらはぎ側面も痛みがマシだが起きて さあ布団から出ようとするとピリピリと筋肉痛がはじまる。 今朝も立ち上がり、右足の感覚を確認する。

そんなに昨日と変わらない。

休みながら、いろんなことが出来るので旦那も 自分だけのご飯を作ったり、コーヒーをベランダで飲んだり好きなように過ごした。

快晴のそらを見ると、海が見たいなと思った 広くて大きく青い海を思い出して、目の前で 見たら気分も晴れやかになる気がする。

午後から行こうと思っていたが、家事をするうちやはり痛みが気になり、息子のためにマクドナルドを買いにいくことにした。

２キロ圏内のドライブだったが、少し気持ちが楽になった。

今日は県内サッカー全国大会出場決勝。 息子も出場し全国へ出るのが夢だった。 誰よりもサッカーのセンスがあった。 なのに、クラブチームへ行くのを嫌がった。 家庭の経済事情を知って気を使ったのかもしれないし、行った先で自分が輝けない、と思ったのかもしれない。

無理にわたしは、すすめなかった。

勉強が嫌いじゃないので、大学受験に集中している。Nirvanaを聴きながら。

仕事を無理にでもしているのは、大学受験があるし県外なら仕送りが必要だから、単純にお金がいるからだ。

でも、身体を悪くしたらまったくお金を使わない。

収入を上げるのと、支出を抑えるのは同じこと。

結婚して家をかい、ローンは終わり、クルマもローンが終わり、おそらく支出は少ない方。

身体を悪くしてまで、43歳から正社員採用への 転職のためパソコン教室に通い、銀行派遣で 厳しさを学んで自信をつけた。 何が目的で、なんのためにあんなに頑張っていたのかさっぱりわからない。

パートで良かったんじゃないか。 簡単で、楽で。

何を意地になって２０年、３０年、その道のプロでやってきた人と混ざろうとしていたのか。

21歳で結婚、出産。 確かに確かに、しっかり育ててお金に苦しい気持ちをしながら、働きたくても働けなくて 育児するのが好きで、でもお金がなくて。

反抗期もない、文句も言わない。 将来の夢のある、そんな人にしっかり成長した。だから、もう私はゆっくりしてもいいじゃないか。

社会から預かって、社会に返す。 そうやってわたしは2人の人間を育てた。

でも、息子はこれからだ。

私もこれから。 なのにヘルニア。 なのに、わたしは社会にもどれない。

結婚していて 良かった。 離婚の危機は一瞬もなかったけど 仲良くしていて良かった。

私はこんなふうに考えることはなかった もっと上にもっと上に。 ばかり。

右足の異常がなくなるのか、 この右足と一生一緒なのかわからないけど 右足はずっと、伝えてくるだろう。

これからの生き方、 考えていく価値観と方向。