やりたい事が山ほどある

子育てが中心になっていた10年前は、とにかく将来、大学に行かせるためにいくらお金を貯めていたらいいんだろう、それだけが頭にあった。
今は、だいぶ知られている親ガチャという表現だが、私は親の立場から考えて私自身が子どもにとって親ガチャはずれ、なんだろうなといつも自信がなかった。
父親は難病で身体障害者だし、私は育児と両立でたくさん稼げないし、でも流行っているニンテンドーDSは買ってあげたいし。
ニンテンドーDSに限らず、毎日の生活で惨めな気持ちになってほしくない。
借金はしたくない。

私は車の生活をやめて、雨でも自転車で生活することにした。なんだか惨めなのは私だったが
私が惨めなのは全く子どもには影響しない。
これでニンテンドーDSを買ってあげられるなら
自転車生活は別に苦労でもない。
ただ、なんとなく、なんとなく惨めだった。

仕事と家事、育児に毎日毎日、時間を取られることで自分のための時間はまったくない。

朝、早く起きて15分散歩したり夜、晩御飯を食べさせて終了したら15分だけ散歩。

1人の人間として、若くまだ30代で独身の人が多いなかで、私は結婚もしてなくて子どももいなかったら今は、何をしているだろうか。
かなり自由で毎日毎日、仕事に打ち込めて楽しいだろうか？と考えながら散歩をした。

お金がなかったのでは無く、欲望が強かったぢけなんだ。　
自分の世界は家の外にある、と決めつけていた。

毎日毎日、掃除と片付けと断捨離をする。

他にも、また京都に行くときに観光したい場所を勉強したり、英語を勉強したり、YouTubeの
ミニマリスト さんたちの暮らし方を勉強したり書きまとめて実行したりと、やりたい事が山ほどある。

なんであの頃は、外へいかなければ自由になれないと思い込んでいたんだろうか。

もっと心配と欲望と不安とを、しっかり見つめて自分が本当はどうしたいのかを考えていくときに、若くして出産して日々、家事をして家族の生活を暮らしやすく整えることが、世界でも１番に重要だということに早く、気づいておけば無理をすることもなかった。

いまは、世界で考えてもとても重要で価値のある仕事をしていると誇りを持てる。