ヘルニア2か月
自宅から200メートル先のスーパーに行き 軽いお菓子と500mlの飲み物を1人で買いに行けた。
およそ、2か月ぶりだった。 すれ違う人を見てしまった。 みんな忙しそうに子連れであったり、年老いた母親なのか、私と同い年くらいの女性が付き添い出入り口から出てきた。
つまらなそうな顔を2人ともしていた。
私が自動ドアのガラスに少し映った。 なんだか退屈な学生みたいだった。 浪人生か、なんだかなんの責任も負ってないような気楽な人に見えた。
足が痛くなり帰れなくなると怖いから早めにと 急いだ。 商品をとってすぐレジへ。 エコバッグを忘れていた。
2か月しか引きこもっていないのに、エコバッグのシステムがすっかり抜け落ちていた。
レジが終わるとお尻や付け根が痛い 歩けなくなるかもしれない。
スーパーの建物を出てすぐの駐車場内にあるコインランドリー前の車止めの黄色い金属のカーブに腰をかけて、お尻を押し付けたりしてマッサージ、痛みが引くのを待った。 2分はかからなかった、だいぶマシだと信じて歩きはじめたが気持ちに余裕がなかった。
でもなんとか歩けているし、先週みたいに恥ずかしいくらい足をひきづらなくて大丈夫だった
充実感があったし、よかったと思えたが、 こんなことではまだまだ働けない、と落ち込み 少し気持ちが暗くなった。
どうすれば一番自分が幸せになるだろうか、と考えていた。 仕事がもっと楽にできるようになって、人間関係も良くなって毎日を過ごして給与をもらうのが一番なんだ。
ただ、現実的じゃないのもわかる。 あの業績不振で楽しくなるわけない。
辞めようとみんなが思ってる職場。
一年で15人やめた職場。
私は、どうしよう。
幸せになりたいが、時期がまるでわからない
人生は重荷を負って遠き道を行くがごとく 急ぐべからず