nkafeの日記

少ないお金で毎日しあわせ!

西村博之

この方が、ここ2年くらい大変な人気です。

25歳の姪が、あの人嫌いな姪が彼の本はすべて読んだという。 もちろん図書館の本である。

西村博之が気に入った人が本を購入するわけがない。

私は彼と同じ1976年生まれである。 この、1976年辰年は私の統計上、変わった人が多いのだ。 彼を初めて見たとき、ずいぶん年下に見えたことと、それ以上になんと気持ち悪い雰囲気を醸し出しているんだろうとじっと見てしまった。 たしか、雑誌の写真だった。

あの年齢がよくわからない、ニヤニヤした中分けの少年が今や、なんというか、カリスマみたいになっている。カリスマとは古い表現だろうか。なんだか尊敬もされている。

本人はどう思っているのだろうか。

人は生きる限り、想像もつかない状況になるし 楽しくなる。本来の姿になれたのか、すっかり変わってしまったのか。 わからないけれども、いつかはみんなそんな時が来てしまう。

生きているとき、それは自分の身体が前に進んでいくイメージを持つ。 本当は大きい海に、ただ浮かんでいる。 そのような感じ方が正しいのかもしれない。 もともと孤立し、本来孤独であり、存在しない 誰かや誰かを想像している。

彼は30年前から変わらないだろう。 いや、もっと前からも。

私も変えなければよかった。 嫌われないよう、賢く見えるよう、好かれるよう、しっかりしているよう、見栄えだけでも 好感を持たれるように必死だった。 家族に対してもだ。

なんでだろうか。 時間を無駄にした。

けれども、やはり彼とわたしでは根本的にちがう。なんだかんだいっても彼は育ちがいい。 塗装工の娘とは違うのだ。